投資を躊躇している方は「何もしないリスク」について考えてみよう


<出典 : http://ekabegami.blog.fc2.com/blog-entry-16.html>

私の周辺でも、投資について勉強してみよう、実際に長期投資をしてみよう、という方がちらほらと増えてきたように思いますが、未だに投資を軽く勧めてみると、

「投資なんてギャンブルと同じだからやめたほうがいいよ!」

といった返答が返ってくるケースも多いです。

実際に長期投資を躊躇している方の中には、上記のように投資をすること自体がリスクだと考えている方もいれば、長期投資をやってみたいとは思っているものの勉強するのが面倒くさい、といった理由で一歩を踏み出せない方もいます。

もちろん、投資は強制ではありませんので、やる、やらないは自由ですが、今回はあえて「何もしないリスク」について考えてみたいと思います。

投資をすることで得られたはずの利益が得られない

投資をしなければ損はしませんが、もちろん利益を得ることはありません。

世界の株価は右肩上がりに成長している」でも述べていますが、世界の株価インデックス指数は長期的には右肩上がりに成長をしてきました。

例えば、仮に20年前からインデックスファンドを毎月5万円ずつ積立て、世界分散投資によって年率6%のリターンを得てきたとしたならば、これまでに約2278万円の資産が出来上がっていたことになります。

一方、20年前から毎月5万円ずつをコツコツ貯金してきた場合、超低金利でほとんど利息はつかなかったため、1200万円ちょっとにしかなっていません。

結果論と言われればそれまでですが、長期投資をしていた人としていなかった人では、約1000万円もの差がついていたことになります。

目の前の現金が減っているわけではないので気づきにくいことですが、「全うな長期投資をしていれば得られたハズの利益が得られなかった=損をした」、ということをしっかりと考える必要があります。

現金の価値は徐々に目減りしていく

よく海外旅行に行く方などは、海外に行った時、

「昔に比べて大分物価が上がったなぁ~」

と感じることはありませんか。

例えば、20年前に中国や台湾、韓国などへ行くと、物価がとても安く、日本ではありえないような価格でモノが買えたり、サービスを受けることができたりしたものですが、近年は、食事をするにも下手をすると日本よりも高い値段を取られます。

なぜこうなったかといえば、日本は20年以上デフレが続き、お金の価値が変わっていないのに対し、他国は毎年数%の経済成長をすることによってインフレがおき、物価が上昇してきた(お金の価値は下がってきた)のです。

言い換えると、日本は20年間経済が停滞している間に、相対的にとても貧乏な国になってしまったと言えます。

日本を含め、今後世界の経済が長期的に見て少なからず成長をしていくと仮定すると、緩やかなインフレとともに物価が上場し、お金の価値はどんどん目減りしていきます。

100万円を20年間貯金していた場合、20年後も数字上は100万円ですが、インフレ率を考慮すると、実質的にはお金が減っていたということになります。

基本的には銀行の利息がインフレ率を上回ることはありませんので、「銀行にお金を預けておく=お金が減っていく」というのが世界の常識なのです。

何もしない=日本円への集中投資をしている

「何もしない=リスクがない」と思い込んでいる方も多いとは思いますが、例えば資産を全て銀行に貯金していた場合、言い換えれば、「自分の資産が100%日本円への集中投資になっている」ということです。

金や不動産などはそれそのものに価値があり、価値がゼロになることはありませんが、日本円はお札(紙切れ)そのものには全く価値がなく、日本政府(日本銀行)がその価値を担保しているだけに過ぎません。

仮に何らかの事態で日本円の価値が暴落した時、日本円と米ドルを半分づつ持っている方は資産の約半分を失うだけで済みますが、日本円しか持っていない方は資産の大半を失うことになります。

長期分散投資で世界中の株式や債券、不動産などを間接的にせよ所有しておくということは、自分の資産を世界中のあらゆるものに分散し、リスクを軽減するという役割も持っているのです。

資産を全て銀行に預けておくというのは、「リスクを嫌うはずの行動が実は大きなリスクを負っている」という典型例でしょう。

マネーリテラシーが身につかない

マネーリテラシーというのは「お金に関する知識」のことで、現在の資本主義社会で長期的にお金持ちであり続けるためにはこのマネーリテラシーが不可欠です。

投資というのは、自分のお金で経験をしてみることで初めて勉強になることも多いです。

何もしなければ、残念ながらお金に関する知識は身につかず、いくら貯金が増えようとも、それはあくまで足し算の世界でしかありません。

一方、投資は、お金を働かせることによってお金がお金を生む、いってみれば掛け算の世界で、この感覚は身をもって体感することで初めて。「こういうことだったのか・・・」と納得することでしょう。

少額からでも良いのでとりあえずやってみる!

以上、投資に関して「何もしないリスク」について考えてみました。

リスクを恐れるがあまり「何もしない」ということが、実は相当リスクの高い行為であるということを理解していただいたでしょうか。

普段からお仕事をされている方などは、どの業界でどんな仕事をしていたとしても、何も挑戦しないことが一番リスクが高いということを身をもって体感しているはずで、投資の世界でもそれは当て嵌るということです。

もし投資というものに少しでも興味、関心を持ったならば、少額でも良いのでとりあえず動き出してみるというのが非常に重要です。

動き出してみて、やり方がマズイと思えば軌道修正をすればよいですし、このやり方で問題がないと思えば、投資額を徐々に増やしていけば良いのです。

積立投資を始めるベストタイミングとは」でも書いていますが、投資を始めるベストタイミングは、始めようと思ったその時です。

投資を躊躇されている方は、「何もしないリスク」を感じていただき、是非長期投資への第一歩を踏み出してみてください。



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