人気ランキングを参考に投資信託を買ってはいけない

投資信託の良し悪しと人気は全く関係がない

投資信託を選択する際、必ず目に付くのが「人気ランキング」です。本、雑誌、ネットから販売会社の店内に至るまで様々な人気ランキングがあるかと思います。

しかしこの人気ランキングを参考に投資信託を選んではいけません。人気だから優良な投資信託だという考えは、この日本においては大きな間違えとなります。

まず現在、どのような投資信託が人気ランキングの上位に来やすいかを知る必要があります。

現在の投資信託の購入者の大半が60歳以上の高齢の方々です。そして、その方々は主に銀行や証券会社の窓口で投資信託を購入します。ということは、自然にランキングの上位には、銀行や証券会社の売れ筋の商品が並ぶことになります。

銀行や証券会社が売りたい商品、投資家に勧める商品は、ズバリ手数料が高い商品です。購入時手数料、信託報酬ともに高く、長期投資には非常に不利となります。

また、人気ランキング上位には「毎月分配型の投資信託」が大半を占めていることも特徴です。毎月分配型の投資信託は、毎月分配金を受け取れるため、高齢者を中心に非常に人気があります。年金替わりに毎月収入が入ってくるといわれれば、とても魅力的な商品に映るのかもしれません。しかし、分配金というのは投資した元本を取り崩しているに過ぎず、長期投資には全く向いていません。

例えば、インターネットで投資信託の人気ランキングを見てみてください。驚くべきことに、どのランキングでも上位10位以内はほとんどが毎月分配型の投資信託です。そして、どれも手数料が非常に高いです。

この人気ランキングが日本の投資信託市場の悲惨さを物語っているといっても良いでしょう。

過去の成績で投資信託を判断するのも間違い

人気ランキングの他にも「運用成績ランキング」というものもあります。

これは、ある期間の騰落率が良かった順に並べたランキングです。騰落率とは、今を基準とし、過去3ヶ月、6ヶ月、1年などの機関で基準価格がどの程度上がったかを示すものです。

一見、過去の騰落率が良いほうが優良な投資信託だと思いがちですがそうとも限りません。例えば、去年の年間騰落率がとても優秀だった投資信託があったとして、その投資信託が今年も良い成績を収める保障はどこにもないのです。このランキングも投資信託選定の際、あまり参考にはなりません。

今の日本で投資信託を選択する際は、ランキングを頼ることなく、その投資信託の運用方針によって購入判断することが大切といえます。



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