投資信託のリバランスのやり方と頻度

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<出典 : http://style.nikkei.com/article/DGXMZO88704670Q5A630C1PPE001?channel=DF280120166591&style=1>

自分で各資産アセットごとの投資信託を買い進めていく場合、定期的にリバランスの作業をしたほうが良いとされています。

各資産アセットごどにパフォーマンスが異なるため、長期間リバランスの作業を行わないと、株式資産に偏りすぎてに想定以上のリスクを取ってしまっていたり、逆に債券資産に偏りすぎて想定しているリターンを望めない状態になっていたりします。

「イボットソン・アソシエイツ・ジャパン」が試算したデータによると、3年ごとにリバランスをしていた場合とリバランスを全くしていなかった場合の資産推移では、リバランスをしていた方が資産が増えていたそうです。
(投資金額、ポートフォリオは以下グラフを参照)

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<出典 : http://style.nikkei.com/article/DGXMZO88704670Q5A630C1PPE001?channel=DF280120166591&style=1>

リバランスをしたほうが必ず資産が増えるとは言い切れませんが、リバランスでは相対的に安くなった資産を多めに買うため、結果的に上手くいくことが多いですし、ポートフォリオも安定します。

リバランスのやり方

リバランスのやり方は2通りあり、一つは「高くなった資産を売ってバランスを整える方法」、そしてもう一つは「買いだけによってバランスを整える方法」です。

まず、「高くなった資産を売ってバランスを整える方法」ですが、メリットはすぐに理想のポートフォリオへ持っていけるということ、そしてデメリットは「売り」による投資効率のロスです。

例えば、株式50%、債券50%を基本ポートフォリオとして設定しているとし、株価が上昇して株式60%、債券40%になったとします。

この場合は株式をある程度売ってしまうことで、すぐに基本ポートフォリオに戻すことができるため、想定以上のリスクを取る期間を短くすることができます。

一方、株式を一定数売却するため、利益が出ていた場合は税金を取られてしまいますし、NISA口座の場合は決められた限度額内の一部を売却してしまうことになってしまうため、どちらにせよ投資効率が下がってしまいます。

もう一つ、「買いだけによってバランスを整える方法」ですが、これは「ノーセルバランス」と呼ばれる手法で、メリットは投資効率のロスがないこと、そしてデメリットは理想のポートフォリオまで時間がかかる場合があることです。

先ほどとは逆で、売りによる税金の発生等がないため、投資効率にロスが発生することはありません。

一方、極端にポートフォリオが偏ってしまった場合などは、理想のポートフォリオに戻るまでに多少の時間を要し、その間は必要以上のリスクをとってしまうことになります。

ではどちらの方法が良いのでしょうか。

まず投資信託の積立を初めてしばらくは「買いだけによってバランスを整える方法」で問題ないでしょう。

積立を始めたばかりの頃は積立総額もそこまで大きくはなく、買いだけでも短期間で十分にバランスを調整できますし、仮に大きな変動があったとしても大した損失にはならないからです。

積立を初めて何年、何十年もの年月が経過し、積立総額が相当大きくなってきている場合、「高くなった資産を売ってバランスを整える方法」を取り入れます。

ここまで来ると、一度崩れたバランスを「買い」だけによって基本ポートフォリオに戻すのに相当の期間が必要になっており、例えば株式に大きく偏った状態で大きな下落が来ると、許容外に大きな損失を抱えてしまう恐れがあります。

積立総額が大きくなった段階では、なるべく基本ポートフォリオに近い状態を保つことを考え、膨れた資産アセットを売り、安くなっている資産アセットを買いましょう。

リバランスの理想の頻度は

ではリバランスはどのぐらいの頻度で行えば良いのでしょうか。

リバランスをするタイミングとしては2パターン存在し、まず一つが、例えば1年ごとなど「一定期間ごとにリバランスをする方法」、そしてもう一つは、例えば理想のポートフォリオから5%かい離した時などに行う「一定比率かい離したらリバランスをする方法」です。

どちらの方法が正解ということはなく、それぞれの投資スタイルによって各自でルールを決めれば良いでしょう。

例えば、ほとんど口座を見ないという方ならば、毎年正月時点でリバランスをするという方法でもいいですし、安定を求めるならば5%かい離した時点でリバランスするという方法でも構いません。

下図は、国内株式、国内債券、外国株式、外国債券の4資産に25%ずつ投資をした際の、リバランスの頻度ごとのリスクとリターンをグラフにしたものです。

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<出典 : http://style.nikkei.com/article/DGXMZO88704670Q5A630C1PPE001?channel=DF280120166591&style=1>

「リバランスなし」に関してはやはりリスクが高くリターンが低いという結果が出ており、リバランス自体の重要性が分かります。

そして一定期間ごとにリバランスをする場合、あまり小刻みなリバランスはよろしくないようです。

やはり相場の流れに乗るという効果が薄れるといった所でしょうか。

一定期間ごとにリバランスをする場合、1年~3年に一度を目処にリバランスを行うのが良いのではないでしょうか。

一定比率のかい離によるリバランスをする場合、5%も10%も余り変化はありませんでした。

おそらく、これも許容かい離が1%など極端に低いとリターンは落ちると思われますので、5%以上が良いかと思われます。

一定比率のかい離によるリバランスをする場合、5%と決めたなら5%で、10%と決めたなら10%で、自分のルールに忠実に従ってリバランスを行いましょう。



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