インデックスファンドとETF、有利なのはどちら?

インデックスファンドとETFを比較

ETF(上場投資信託)とは、証券取引所に上場し、株式市場が開いている時間帯にはリアルタイムでの取引が可能な商品です。日経平均株価などの指数と連動するような運用を目指しており、現物株のように取引ができる投資信託といったところでしょうか。

ETFは最近じわじわと注目を集めてきており、特に2014年1月にNISAがスタートしてからは非課税枠を使ってETFを購入する方も増えてきています。

では長期投資で資産を増やしていこうと考えたとき、インデックスファンドとETFはどちらが有利なのでしょうか。まずはインデックスファンドとETFを比較してみます。(ただし、インデックスファンド、ETF共に長期投資に適した優良なものを前提とします)

インデックスファンドとETFの比較

インデックスファンド ETF
最低購入金額 5千〜1万円 10万円前後
信託報酬(コスト) 年率0.3〜0.8% 年率0.1〜0.2%
取引価格 市場の終了後に決定された基準価格で購入 リアルタイム
取引方法 注文の時点で基準価格は分からない 成行注文や指値注文
売買時手数料 0円 株式の売買と同じぐらい
分配金 再投資 再投資不可

現状、管理人はインデックスファンドを積立しているが

ETFのメリットとして、まず信託報酬(コスト)がインデックスファンドに比べて安くなっています。信託報酬の大小は長期的にみて大きな差を生むのでこれは大きなメリットです。またリアルタイムで成行注文や指値注文が出せるため、購入したい価格での約定が可能です。

逆にデメリットとしては、まず最低購入価格が比較的高く、資金力のない方は積立に向いていないという点があります。また売買の際、少々ではありますが手数料がかかってしまいます。

そしてETF最大の欠点は分配金の再投資ができないということです。ETFは税法上、株式扱いですので分配金は配当金として受け取らなければいけません。当然配当金には税金がかかるので、受け取るのは税引き後のお金となります。これによって複利の効果を損ねてしまうのです。

現状では、ETFの方が信託報酬(コスト)が安く、配当金を自分で再投資に回すことができれば、トータルリターンではETFの方が有利になる可能性もあります。しかし、近年インデックスファンドの信託報酬は下落傾向にあり、ETFのコストと比較しても大差のないものも出てきています。

私は将来、ETFとインデックファンドのコストの差は徐々に縮まってくると考えています。現に投資先進国のアメリカでは、ETFとほとんど同じコストのインデックスファンドも存在しています。

私は現在ETFには投資をしていません。仮にコストに大きな差が見られなくなった場合、長期投資においてETFのメリットは薄れるのではないかと考えているからです。

とはいえ現状、ETFの低コストには魅力はあります。少しでもコストにこだわるという方は、インデックスファンドを積立ててある程度金額がまとまったらコストの安いETFに乗り換える(リレー投資)といった方法もあります。

結局、現状ではどちらが有利かという質問に明確な答えは出せません。今後のインデックスファンドやETFの動きによって優位性は変化していくでしょう。私はこれからも両者の発展にアンテナを張っていきたいと思います。



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