純資産総額が増加している投資信託を選ぼう

資金が流入し続けている投資信託を選ぶことが大切

投資信託を選ぶ際、過去の基準価格の推移や現在の純資産総額などをチェックする方は多いかと思います。しかし、もう一つ投資信託の選択で重要なポイントがあります。

投資信託の目論見書などをみると、基準価格および純資産総額の推移が表示されているグラフがあるのはご存知かと思います。グラフよりその投資信託の純資産総額の推移を確認します。そして購入する投資信託は、長期的にみてこの純資産総額が増加し続けているものにしてください。

ニッセイ日経225インデックスファンドの基準価格と純資産の推移

(画像は2014/5/16のニッセイ日経225インデックスファンド運用報告書7ページから引用)

上グラフは当サイトでもおすすめしているニッセイ日経225インデックスファンドの基準価格および純資産総額の推移です。長期的に見て純資産総額が右肩上がりになっているのが分かります。

純資産が増加していれば好循環に、減少していれば悪循環になりやすい

純資産総額が増加している投資信託を選ぶ理由として、その投資信託は資金が流入状態である可能性が高いことが挙げられます。

純資産総額は、その投資信託の組み入れてある株式や債券の時価総額の合計です。たしかに、資金が流入しなくても株価の上昇などで純資産総額は増加します。しかし、いくら株価が上昇しても、資金が流出状態にある投資信託は長期的にみると純資産総額が減少していきます。純資産総額が減少している投資信託はさまざまなリスクが生じてきます。

まず、繰上償還の危険性が高まることです。純資産総額が減ってくると、投資信託運用会社が受け取る信託報酬が減ってきます。そうなると、運用のための人件費や維持費などを差し引くと赤字運用となる可能性があります。投資信託運用会社も、赤字の投資信託をいつまでも運用し続けるわけにはいかないため、繰上償還となってしまうのです。

さらに、投資信託の資金が流出状態にある時には、解約資金を作るために組み入れ資産の売却をしなければいけません。当然売却しやすい資産から売却していくのですが、売却しやすい資産というのは優良な資産であることが多いため、残った資産はどうしようもないようなものばかりになる危険性が高いです。そうなると運用成績はますます悪化し、さらに解約が増えるという負のスパイラルに突入してしまいます。一度このスパイラルに陥った投資信託が再び復活することはほとんどありません。

投資信託の中には、運用開始以来ずっと資金が流入状態にある優秀なものも沢山あります。純資産総額が増えてくると、安定性が増し、繰上償還の可能性が低くなることに加え、信託報酬が引き下げられる可能性もあるのです。信託報酬が引き下げられれば、また資金の流入が加速するという好循環が生まれます。

純資産総額が増加している投資信託を選び、その投資信託が将来大きく育っていくことを期待しましょう。



サブコンテンツ

このページの先頭へ