世界経済インデックスファンド
世界経済インデックスファンドは、三井住友トラストアセットマネジメントが運用するインデックスファンドです。
日本株式、先進国株式、新興国株式、日本債券、先進国債券、新興国債券の6つの資産に分散したバランスファンドとしては破格の信託報酬年率0.54%を実現しました。
全世界の株式、債券への分散投資を行っているため、この投資信託1本を積み立てるだけでも構いません。
この投資信託の特徴として、日本、先進国、新興国のGDP比によって年1回ポートフォリオのバランスを調整するといった特徴があります。
例えば今後、新興国が発展してきて世界全体に占めるGDP割合が変わってくると、当ファンドのポートフォリオの構成比もそれに準じて見直すということで、これはリアロケーションと呼ばれており、大変理にかなった手法です。
株式:債券=50%:50%となっていますが、地域のGDP比に沿ったポートフォリオを組んでいるということで、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドと比べると、新興国の比率が高めに設定されています。
証券会社によっては、月々500円からの積立も可能なので、誰でも手軽に始めることができます。もちろん自分でのリバランスも必要ありません。
投資対象 | 国内、先進国および新興国の公社債および株式 |
分類 | 追加型投信 |
償還日 | 無期限 |
決算日 | 年1回 |
為替ヘッジ | なし |
販売手数料 | 0円 |
信託報酬 | 0.54%(年率) |
信託財産留保額 | 0.1% |
分配金 | 再投資型 |
世界経済インデックスファンドの純資産総額は2017年末現在530億円以上まで拡大してきました。
純資産総額は年々増加し続けており、今のところ繰上償還の心配はありません。
世界経済インデックスファンドの感想、評価
バランスファンドとしては信託報酬が安く、ポートフォリオのバランスも文句はないため、良質なインデックスファンドといえます。
地域のGDP比によってポートフォリオのバランスが変わっていくリアロケーションの手法をとっているため、世界経済全体の成長を十分に享受することができます。
債券が50%含まれているため、リスク管理もしっかりできた長期投資向けのポートフォリオは安心感があり、ここ最近の純資産総額、運用成績ともに上々です。
<出典 : 2017年11月の世界経済インデックスファンド月次レポート>
2013年1月21日、SMTインデックスシリーズに先駆けて、運用が開始されて以降初めての分配金20円が出されました。
投資総額に占める分配金の量としては微々たるものではありますが、その後の2014年、2015年の決算日にも20円ずつの分配金が出されています。
(2016年、2017年は分配金0でした)
再投資型を選択していた場合、分配後の資金は税引き後に再投資されるため運用効率が低下します。規制当局の影響があるのかもしれませんが、分配金はなるべく出さないで頂きたいですね。
総合的にみて、バランス、信託報酬の安さ、運用方針など、どれをとっても長期投資に適した投資信託だといえるでしょう。2014年1月からスタートしたNISAで積立を行う際も、世界経済インデックスファンドはおすすめです。
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